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廣内 淳; Charnock, T.*
Proceedings of 14th International Conference on Radiation Shielding and 21st Topical Meeting of the Radiation Protection and Shielding Division (ICRS-14/RPSD 2022) (Internet), p.195 - 198, 2022/09
ERMIN (European Model for Inhabited Areas)は、欧州の二つの原子力事故意思決定支援システムにモジュールを提供しており、放射性核種に汚染された居住地域の人々の線量を計算するコードである。ERMINはEMRAS IIプログラムによって他のモデルと比較検証されている。ERMINの入力パラメータは、主にチェルノブイリ事故後に取得されたパラメータが基となっている。しかし、これらのパラメータは国や地域によって異なる可能性がある。ERMINを他の地域に適用した場合の計算線量の不確実性やばらつきを理解するためには、各パラメータが線量にどの程度影響するかを調べることが重要である。そこで、本研究では福島原子力発電所事故後に測定されたパラメータに関する文献を調査し、日本でのパラメータとERMINで使用されているパラメータを比較した。さらにそれらのパラメータ値および不確かさを用いて線量を計算し、線量の違いおよび各パラメータの線量への寄与を調査した。その結果、特に保持力と土壌浸透に関するパラメータ,空気交換率,室内での沈着率が線量評価に大きな影響を与えることを示した。
坂本 隆一; 長岡 鋭; 斎藤 公明; 堤 正博; 森内 茂
JAERI-M 91-166, 67 Pages, 1991/10
積雪による居住環境中の地殻ガンマ線の広域的変動を解析するため、新潟県長岡市において、環境サーベイ車及びヘリコプターを用いた広域ガンマ線線量率分布調査を行なった。調査は無雪時および積雪時に行なった。長岡市内全体にわたる地殻ガンマ線の線量透過率(無雪時に対する積雪時の線量比を線量透過率と定義する)の分布から、積雪による減衰は市街中心部では少なく、郊外では大きい結果となった。公表積雪データから得られる線量透過率とヘリコプター及び環境サーベイ車による実測調査から得た線量透過率を比較したところ、長岡市内においては後者は前者の40~70%、国道8号沿いでは70~100%であった。また、ヘリコプターにより測定される線量透過率を基準として、道路周辺の積雪する場所にだけ注目する方法によって、走行サーベイから線量透過率の値を算出することを試みた。
坂本 隆一; 斎藤 公明; 長岡 鋭; 堤 正博; 森内 茂
JAERI-M 90-217, 30 Pages, 1990/12
積雪による居住環境中の環境線の変動に関する解析を行う目的で、昭和62年度に長岡市で調査を行なった。野外および屋内での調査から、冬期3ヶ月間の平均線量透過率(無雪時に対する積雪時の線量比を線量透過率と定義する)は野外において0.54~0.67、屋内においては0.73~0.93となった。積雪データからの推定値に比べ最大20数%大きい値となった。次に積雪が及ぼす屋内線量への影響を検討した結果、積雪量の違いによる影響は小さいことがわかった。また、積雪データから線量透過率を算出することがわかった。また、積雪データから線量透過率を算出するために用いられる積雪密度は0.3g/cmが適当であることがわかった。昭和60年度の積雪データに基づく新潟県内での平均線量透過率分布について試算を行い、年間の平均線量透過率は0.6~1.0となることがわかった。
長岡 鋭; 坂本 隆一; 堤 正博; 斎藤 公明; 森内 茂
日本原子力学会誌, 32(5), p.507 - 513, 1990/05
被引用回数:1 パーセンタイル:19.6(Nuclear Science & Technology)居住環境における放射線場の特性解明の一環として、都内主要電車路線の線量率分布調査を行った。測定は11のJR路線、18の私鉄路線及び10の地下鉄路線で実施し、年間乗車人数では都内全路線の97%に担当する。今回の測定結果から、電車内放射線場の特徴を考察した。線線量率(空気吸収線量率:以下同)については、主に郊外の地上を走行するJR及び私鉄より地下鉄の方が高かった。これは、線源としての周辺物質の分布状態や放射性核種濃度の違いによるものである。一方宇宙線線量率については、地下走行部分の長い地下鉄の方が低かった。これは土、建材等の上部遮蔽物により宇宙線が減衰するためである。これらの実測データから電車利用に伴う線量率を試算したところ、線と宇宙線の合計では、JR、私鉄、地下鉄の何れも40~50nGy/hとほぼ同じ値であった。
長岡 鋭; 坂本 隆一; 堤 正博; 斎藤 公明; 森内 茂
日本原子力学会誌, 32(4), p.403 - 413, 1990/04
被引用回数:0 パーセンタイル:0.02(Nuclear Science & Technology)居住環境における線及び宇宙線線量率分布の特徴を明らかにするため、代表的人工環境である東京都周辺においてバックグラウンド調査を行った。調査には携帯型線量測定器を用い、歩行測定や電車内測定を含む実際の生活圏内での被曝形態を反映した測定調査を行った。今回の結果から、線は放射能濃度の違い、線源及び遮蔽ジオメトリーの変化など人工環境に起因する線量率変動が大きいこと、宇宙線は地下やビル内で土、建材等の上部遮蔽物による減衰が顕著であることが確認された。また、これらの実測データから環境放射線の主な変動要因とその程度について考察した。
松田 規宏; 三上 智; 中野 雅和; 宇野 騎一郎; 萩原 成朝; 山本 英明; 斎藤 公明
no journal, ,
原子力規制庁の委託事業「平成25年度東京電力(株)福島第一原子力発電所事故に伴う放射性物質の長期的影響把握手法の確立」において、福島県内の家屋に積算線量計を1か月程度設置し、家屋内の空間線量率測定を実施するとともに、設置期間中に、KURAMA-IIを用いた歩行サーベイを実施し、家屋周辺の空間線量率を測定した。本件では、家屋内及び家屋周辺の空間線量率測定を通じて明らかとなった居住環境における空間線量率の特徴を報告する。